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BACK TO THE TELEMARK SKI
10年の空白を経て37歳にしてカムバックしたテレマークスキーヤーの日記風ブログ 
イエティ初滑り


一昨日上高地から横須賀へ無事到達。

昨日はマイカーのホンダZをメンテナンス。
左タイヤに釘刺さってパンクしてるし、オイル交換と下回りのコーティング。
オイル交換はエンジンがミッドシップなので荷物が満載されてないこの時期にしか行けない。
とにかく下回りの腐食が凄くて、次回は車検取れないかもねとの事。
うーん、またホンダZを買うか・・・(笑)。

今日はイエティでシェイクダウン。
買いあさったマテリアルのチェック。

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アルペンは3本の板と4足のブーツ。
テレマークは1本。

午前中はアルペンに専念。
テストで流している内に徐々にヒートアップ。
また修行になりかけてしまう・・・(笑)。
スキーの上手さというのは何なのか分かってきた。
今日は外力と釣り合う場所に体軸を持っていく感覚が良かった。

と言っても今まで考えていた理論を実行できたのは一つか二つ。
後はほとんど忘れている・・・(笑)。

オーストリアに持って行くのはロシの板とフィッシャーブーツに決定。
ブーツはやっぱり店で購入してフィッティングさせないと駄目だと気付く(遅い!)。

ナイターでテレマーク。

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不安の膝がどこまで回復しているかがテーマ。
昨日はストックリの板&オガサカのプレートにNTNを装着。
こいつの具合も見て見たかった。
完全復活とは言えないが、滑走中は脚に違和感なし。
ほぼ全開でテレマークポジションを取れる。
やっとここまで来たか。

オーストリアに持っていくテレマークはこいつで決まり。
やっぱり小回りでも大回りでもコブでも170cmが丁度いい。
基礎スキーは165cmだが、テレマークだと短い気がしていた。
ストックリのRASER SC 170cmはテストOK。

爆発の予感は的中しそう。

特に今日やった小回りは俺のベスト以上の滑り。
テレマークでこんな事出来るんだっけ?というキレと走り。

今日は動画無し。
オーストリアで死ぬほど撮影してもらおう。


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さらば上高地


明日で上高地でのバイトも終了。
結局槍ヶ岳往復はキャンセル。
山はもう雪山だ。

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ここに入ってから筋トレは一日もかかさず、糖質ダイエットを継続。
体重は66キロまでダウン。
ストレッチもどれだけ時間をかけてやったかという程。
ここに来て膝も具合がいい。
今までで一番いい。
と言っても7割位の回復度合いだが。

いつもシーズン前は油断してフィジカルを落としているのだが、今年は違う。

ここ上高地の宿でも強敵(気の強い女)が何人も居る。

最初のエコーバレーでの居候先のヒョットコ女に始まり、行く先々でこういうタイプの女が現れる。
エコーバレーのヒョットコ女、薬師のヒラリー、北岳山荘のゴリラ、菅平のモンチッチ、ホテル立山のカマキリ、月山のカマドーマ、乗鞍のマントヒヒ、そしてここ上高地のヤマギツネ。
同じ檻に入れてみたら面白い闘いになるだろう。
概して西からの出身者が多いのは気のせいだろうか。

山やスノースポーツをやるような女というのはほとんどが自分に自信を持っていてプライドが高い。
上には上が居るから謙虚になる。
残念ながらそれに一生気付かずに生きていくだろう。

来週にはオーストリア遠征も始まる。
いちいち突っかかってくるバカを相手にしている時間は無い。
感情はフラットにして受け流す。
それがますます相手を刺激する・・・(笑)。

さらば上高地。
来年はここで外国人相手の仕事かもしれないが。

オーストリア遠征の予定は11月4日出発の20日帰国。
雪不足のようで当初のインスブルック滞在でスチューバイ氷河の予定を変更。
ヒンタートックス近くの宿を予約し、ここをメインに滑る事にした。
各国のナショナルチームの練習場でもあり、日本からもデモやメーカーキャンプをやっている。

ここでテレマークをやる。

パルプンテが起きる予感。

オーストリア前にイエティで初滑りと買いまくったマテリアルのテスト。
オーストリアに持っていくスキーとブーツのチェック。

俺のテレマークのテーマ
やけに冷えたと思ったらやっぱり穂高の稜線が雪化粧。
山は冬が一番美しい。

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くるぶしの下で圧をかける。
これは良くスクールの研修でも言われてきた事だし、多分ほとんどのトップスキーヤーはここで踏んでいる感覚があるだろう。
その上には腓骨があり、股関節があり、上半身があり、一番重い顔がある。
重さを乗せるにはそこに合わせて軸を作って圧をかける。

実はこれが意味不明だった。
いくらやってもピンポイントで抑えられない。
というかどこをどうしたらそこで圧が加えられるのか分からなかった。

ストレッチで使っているストレッチポールを足裏の色々な所で踏む練習で何となく感覚が出てくる。
くるぶしの下で踏んでやると一番へこむ。
板をたわませるにはこのポイントは外せない。
多分インソールも影響してくると思う。

テレマークポジションの場合はどうか。
アルペンとは違うだろう。
外脚はここ。
内脚はここだろうという感覚はある。

俺のテレマークのテーマは速く、強く、美しく。

ターン前半で外脚で雪面を捉え、ピンポイントで板に圧をかけて一気にたわませる。
ポールの上でこの運動を行い、曲がるという運動はもうここで終わり。
ポールを過ぎたら次のポール上まですっ飛んでいくような。

テレマークの切り替えも意識的に行うものでなくてバウンドしてきた板に内脚が持ち上げられてテレマークポジションに入る。

「理想」に近づいている。

オーストリアでこれを形にしたい。



田中陽希との再会


黒々とした見事なスキンヘッド。
こいつに間違いない。

「陽希さん?」

今日バイトしている宿に田中陽希が宿泊するとの事だったが、バッタリ廊下で出くわした。

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彼は今度は300名山巡りだそう。

彼と会うのはこれで3度目。

忘れもしない、あれは槍ヶ岳をプライペートゲレンデにしていた2014年の6月。
偶然にも彼と出会い、テレマーク滑降シーンと自分の名前がNHKグレートトラバースで放送された。

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2度目は2015年、ホテル立山でバイト中。たまたま歯医者に行く用事で立山町に下山中に出くわした。
彼はこの時200名山巡り中だった。

んー、こんな奇遇ってあるんだろうか・・・(笑)。

何故このタイミングで?という摩訶不思議であるが間違いなく現実である出来事が俺の周りで起きる。
論理的にどう考えても無理がある出来事が起きる。
あの槍ヶ岳での出会いというのはその中でもトップクラス。

宿の大浴場で彼が後から入って来てまたまたびっくり。
こっちは湯船で日課のストレッチ&テレマークムーブの確認中・・・。

向かい合うムキムキのダブルスキンヘッド(笑)。

写真はこっちの方が絵になっただろうに。

2ヶ月前に試しに始めてみた開脚ストレッチは着実に進展。
俺ってこんな柔らかかったっけと思うくらい。

体重は下降中だが、筋肉は増量中。

膝も日に日に良くなっている。
正座して踵がお尻に付いてしまった。
でもまだまだ完全な状態とは行かない。

懐かしい出会いと共に気持ちが盛り上がる。
オーストリアでテレマークを爆発させる。

やれるはずだ。


前穂高&奥穂高岳縦走

予定は上高地-岳沢-前穂高岳-奥穂高岳-穂高岳山荘-涸沢岳-北穂高岳-涸沢-上高地

5時起床で上高地出発。

眠い・・・。
メルカリってすげーな(笑)。
ヤフオクの相場より桁違いに安い。
1時までやっちまった。

前穂北尾根から太陽が昇ってきた。

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先週行った霞沢岳の高さを超えてくる。
向こうに焼岳、乗鞍岳、御岳。

8:40 前穂高岳頂上。

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頂上から登山道に戻らず吊尾根にダイレクトに降りていく。
途中で太りまくった雷鳥に遭遇。

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こんなに毛並みの綺麗な雷鳥は初めて。

稜線は寒い。
ここまでピッチを上げて登ってきたので疲労もある。

10:00 奥穂高岳頂上。

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ジャンダルム
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槍ヶ岳
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穂高岳山荘への下りで岩が凍っていて靴がグリップしない。
雪らしいものが道に・・・。

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スリップしたらタダでは済まない。

穂高岳山荘到着。

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受付で「20年前にバイトしていたシチケンです」

ちなみにこのブログのシチケンという名前は当時ここでつけられたあだ名です。
オイチョカブで7が出るとシチケンと呼ぶらしい。

受付の女性曰く「聞いたことありますよ」との事。
20年経って噂になってるって・・・(笑)。
当時知っている人は穂高のユウジことゆうじさんだけだったが一時間前に降りてしまっていた。
受付の女性が同じ横須賀出身でびっくり。

ここは慶応大学時代にアルバイトをしていた小屋。
道を見失い、山しかないと思い詰めていた。
今となっては何て器の小さい人間なのかと思う。
あの時、もっと視野を広く世の中を見ていたらと思う。
無事に大学も卒業して一部上場企業に就職して、今はそれなりの地位と経済的余裕を持っていただろう。
そして家庭も持っていたかも知れない。
その場合はテレマークも知らずに居ただろう。

今年の4月。

ここでバイトしていた仲間から連絡が来た。
当時も今も支配人をしていた宮田八郎さんの遭難の知らせであった。
シーカヤック中に行方不明になって7月に遺体となって発見。

八郎さんには当時、説教もされたし親身になって色々と相談に乗ってもらったりした。
中でも一緒にロープを組んでジャンダルムの下部3ピッチをクライミングした思い出が強烈に残っている。

享年52。
漫画「岳」に出てくる小屋のオッサンのモデルでもある。
当時からハイビジョンカメラを抱えて撮影に駆け回っていた。

そんな八郎さんはもう居ない。

俺はとりあえずテレマークの夢を追いかけるしかない。

感傷に浸る時間も過ぎて、北穂高へ行くかこのまま山荘から涸沢に下るか迷う。
涸沢岳の下りが悪場なので凍っていたら怖い。
セーフティファーストで下る事を決定。

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穂高よさらば、また来る日まで。

上高地到着16時。

行動時間11時間。

次は槍ヶ岳か。

脚は大丈夫。
最近また具合が良くなって風呂ではテレマークポジションを取れるまで回復している。
でももう歩くの面倒だな・・・(笑)。

斜度なりに立つ
斜度に垂直にポジションを取る。

シンプルでスキーの物理を引き出すためには当たり前の事。
実はこれが一番難しい。

様々なテクニックを持ったとしてもこれが前提でなければ意味が無い。

この前の霞沢岳からの下りもスキーを履いてるイメージで下ってきた。
重力による慣性の法則で身体は下に落ちていく。
それに対して腰が一緒に付いて行く。
実にスムーズに落ちていく。
脚への衝撃も身体全体で受け止めるから楽チン。
腰が後ろになるとブレーキ要素になって脚への負担も高まる。

今までは理論としては分かっていたが感覚的にはファジーな感じだった。
それがクリアな感覚で動ける。

この前イメージできたスケーティングの理論も更に理解が進む。

で、問題の膝はやはりゆっくりではあるが日々良くなっている。
膝蓋靭帯炎だと思っていたが、これは膝蓋軟骨軟化症。

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膝のお皿の裏の軟骨が炎症している。
俺も違和感があって、曲げ伸ばしする度にシャリシャリ音がするのはここ。

原因は使いすぎ、ストレッチ不足での急激な運動、肥満、などなど。
治療法は保存的療法。
安静にしていればそのうち治るらしい。

最近は走るのを止めて寮の部屋でストレッチと筋トレが日課。

今の技術、理論、イメージでテレマークを全開でかっ飛ばして見たい。
基礎スキーヤーの動画はほぼテレマークに見えてくる。
彼らと同じ滑りがテレマークで出来る。

今は大人しく膝を休める事に専念。

ここの旅館の夕方の仕事である「布団敷き」が一番辛い・・・(笑)。



霞沢岳往復



今日は午後から休み。
この前見た霞沢岳を往復。

この前行った徳本峠から右に尾根を進む。

とにかく急斜面が多いし、アップダウンの連続。

往復のデッドラインは3時半。
この時間までに折り返さないと真っ暗な中を下山する事になる。

恐らく徳本峠小屋で泊まるであろう登山者が霞沢岳からこっちに向かってくる。
皆の目が「え?これから行くの・・・」と無言で伝えてくる。

ザックは持ってないし、スマホと旅館で余ったお菓子2個とりんご一つとヘッドランプが全装備・・・(笑)。
水は徳本峠までの登山道の途中に沢が出てるのでそこで飲めばいいと思って何も持って来てない。

靴はランニングシューズ。

こんな格好ですれ違えばそういう目になるのも分かる。

登山道は明瞭だが、やせ尾根でとにかく傾斜がきつい。
途中にジャンクションピークを超えていかないと行けない。
超急斜面を登ったらその分下って、またアップしていく。
3時半が迫ってくる。
疲労も溜まってきた。
折り返すか迷う。

最初のピークの霞沢岳K1ピークに出た。
本峰はここから2つ先だろう。
残念ながらここで時間切れ。

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写真を撮る余裕がないが穂高は収めておいた。

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「登った」という事にしておこう・・・(笑)。

上高地に到着したのは19時。
真夜中の河童橋もなかなかおつなものだ。

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往復で7時間。
通常のコースタイムは不明だが12時間位だろうか。

霞沢岳。

残念ながら「俺の二度と行きたくない山10選」のベストとなってしまった。
3年前に室堂から薬師岳を往復した時の越中沢岳とスゴの頭が次点で続く。

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